次々と水揚げされるイカナゴ
いわしきんちゃくあみ漁業協同組合

イカナゴの新子
煮始めの濃いアク
アクが薄くなっても取り除きます

數馬(かずま)商店より
原材料は古くから茅渟(ちぬ)の海と呼ばれる大阪湾からイカナゴ(大阪湾岸和田地蔵浜)、生しらす(大阪湾岸和田地蔵浜)。二月堂のお水取り用の竹送りをしている山城地区のタケノコ、気が向いたら近所の田んぼのイナゴ(京都山城)です。
使用調味料は、松野醤油(京都鷹峯)の本醸造濃い口醤油と淡口醤油、宝本みりん(京都伏見)、月桂冠(京都伏見)、青山椒(京都・和歌山)、ざらめ です。
鍋はル・クルーゼココットを使用することにより、徹底的にアクを取り除いていますので、すっきりした後味が実現しています。
アクを徹底除去するイカナゴのくぎ煮の作り方」はこちらにリンクを張りましたので、ご覧ください。

大阪湾に春を告げるイカナゴの新子漁は、近年不漁続きで数日で終漁することが多いです。
今年の解禁日は3月4日で、漁師さんからの連絡を受け、早速初物を仕入れて来ました。初日は良く獲れたそうですが、漁期は長くないと思います。
今年のサイズは、3~4cmで理想的なサイズです。獲れたてのイカナゴでくぎ煮を製造しました。
熱々ご飯に乗せて、お酒のお供に、おにぎりの具に・・・、色々と春の気配を感じながら、大阪湾の恵みをご賞味いただけたら幸いです。

大阪湾では、魚の取り方で漁業組合が分かれており、シラスは大阪湾鰮(いわし)巾着網(きんちゃくあみ)漁業協同組合が取り扱っています。

タケノコは、1本が2~3㎏の孟宗竹の歯ごたえのしっかりある下の部分を使用しています。

イナゴは、急速に進む開発により猟場の田んぼが埋め立てられて量の確保が難しくなったほか、店主の腰痛と相まって生産が滞っています。とび足の腿の部分は残し、針金状の先足と羽は取り除いています。